日本で行われる葬儀

葬儀の種類と葬儀の流れ

2018年06月12日 16時09分

仏式葬儀

仏式葬儀は、日本で最も広く行われている葬儀のやり方で、日本の葬儀の約9割はこの形だといわれています。日本人は良い意味でも、悪い意味でも「無宗教」だと言われます。日本人は生まれると神社へお宮参りをします。結婚式は教会で挙げる人が少なくありません。そして死ぬときはお寺です。神道、キリスト教、そして仏教で人生の節目を迎える。あまり気にしたことはありませんでしたが、ひじょうに興味深いことです。

お通夜(半通夜)

最近の仏式葬儀では、先にも触れたとおり、「お通夜」は夜通し行うのではなく、18時、19時頃からスタートして、長くても3時間ほどで終了する「半通夜」が主流です。
「お通夜」は、以前は家族や近親者など、近い間柄の人たちだけで行われることが多かったのですが、最近では少し様変わりしていて、友人やビジネス関係者などが参列することが多くなりました。
「お通夜」に参列する際の服装ですが、お通夜では必ずしも喪服は必要ではありません。男性の場合、黒、紺やグレーのスーツに白のワイシャツ、黒のネクタイといった地味な服を用意するようにしましょう。
女性の場合は自然なメイクで、やはり黒を基本とした地味な服装でうかがいましょう。アクセサリーは、結婚指輪以外は基本的に外します。真珠は許されますが、ダブルになったネックレスなどは御法度です。(繰り返しを連想させるため)
また、男女とも、服装全体を通して「艶」のあるものは身につけないようにしましょう。たとえば、黒は黒でも、光沢のある黒の革靴などは避けるようにします。
お通夜では、受付でまずは記帳を済ませます。香典を持参している場合は、ここで係の人に手渡します。お悔やみの言葉を伝える場合は、手短にします。
その後、僧侶が入場し、読経が始まります。喪主がまず焼香を行い、遺族、一般の順番で焼香します。その後、喪主挨拶が終わると「通夜振る舞い」となります。「通夜振る舞い」は、故人からの感謝という意味合いがあるため、必ず出席するようにしましょう。お寿司などの軽食と、お酒を含む飲み物が振る舞われますが、長居はしないようにしましょう。

葬儀式・告別式

葬儀式と告別式は、葬儀2日目に行われます。お通夜での服装は平服で構いませんでしたが、葬儀式・告別式の場合は、可能な限り喪服で参列してください。最近、一般的になっている葬儀のスタイルでは、葬儀式と告別式に特に区別がなくなってきています。本来、葬儀式は宗教行事として行われ、告別式は埋葬を前にした最後のお別れという感じでした。
葬儀式。告別式に参列する場合、やはり受付を済ませてから着席します。席順が決められている場合もありますので、案内に従いましょう。なお、お通夜にも参加していて、既に香典を手渡している場合は、その旨、受付の人に伝えましょう。挨拶は手短に。
 
僧侶が入場し、読経が始まります。その後、弔辞と弔電の読み上げと紹介が行われます。お通夜では読経、即焼香という流れでしたが、葬儀式では弔辞と弔電が紹介された後に行われます。(地方や宗派などにより異なります)
焼香の順番は、喪主、遺族、一般参列者の順で、お通夜の際と同様です。
その後、喪主、もしくは遺族代表から挨拶があり、閉式となります。遺族から火葬への同行をお願いされた場合は同行します。それ以外の場合は、出棺に備えて会場外に出るなどして待機します。出棺を見送ったら帰宅して構いません。

 火葬

遺族に火葬への同行をお願いされた場合は、火葬場へと同行します。火葬炉の前で、最期のお別れの式が行われます。火葬には1時間程度の時間がかかるので、その間、待合室で待機となります。その後、骨上げが喪主から血縁順に行われます。全てが終了すると、その後に「精進落とし」がありますので、参加してください。
 

精進落とし

精進落としは、葬儀式・告別式のお手伝いをしてくれた人々や、親族、参列者の労に感謝するための会席になります。精進落としへの参加を遺族から求められた場合は、短い時間でも、必ず参加するようにしてください。また、「通夜振る舞い」同様に長居は禁物です。
 

神式の葬儀

神式の葬儀は神葬祭と呼ばれます。仏式の葬儀では僧侶が仏事を執り行いますが、それと同様に新式では神職が神道の形式で葬儀を執り行います。
日本人の多くは、神社へのお参りの作法は知っていても、神式の葬儀についてはあまり知らないのではないでしょうか。そもそも仏教と神道は、日本に根付いているといえども考え方が違います。そのため葬儀のやり方も仏式とはかなり違うところがあります。少しでも神式葬儀の作法を知っておけば、いざというときに慌てずに対応することができるでしょう。

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